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☆「はじめに」
この記事は2014年12月12日にかかれた記事を加筆修正し日付を改めて再投稿したものです。

☆「マックスブレイカーTRFボディは簡単な加工でS2に乗せる事は可能」
Twitterでぴっぴ大佐から、S2シャーシにマックスブレイカーTRFを載せる方法を教わりました。
勿論マックスブレイカーTRFだけでなく、マックスブレイカーとシャドウブレイカーにも通用するのですがTRFが加工しやすいです。
なので今回マックスブレイカーTRFボディでS2化加工を説明していきます。

☆「あると便利な工具」
工具①角やすり→小さくて小回りが効きます。あと直角を作れて仕上がりが良くなります。
工具②小さな径のピンバイス(ドリル)→ニッパーでパッチンは失敗します。小さなあなを繋げていく加工を奨めます。

☆「加工の工程の説明」
加工の工程を説明すると、
ギヤカバーの反対側
①出っぱりを削除
②三角を削る
ギヤカバー側
③リヤの加工
④後方部の壁加工
⑤ギヤカバー干渉部位の加工
の5ヶ所を加工します。
リヤ周りのみでフロントは加工しません。

☆「加工する前にシャーシの準備」
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(モーターをつけたままギヤカバーを外してください。)
ギヤカバー反対側から加工していきます。
加工する前にタイヤをはずし、ギヤカバーだけをはずしたモーターが載ったS2シャーシで作業します。
そうすることで反対側だけが干渉した状態になり、加工後、載るようになれば「反対側の加工は終了」です。

☆「加工①反対側 出っぱりを削除」
加工の目的はモーターのエンドベルが干渉する「出っ張り」は削っていきます。
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画像の赤い部分を削って排除していきます。
小さいノコギリがあると簡単です。
加工後はこんな感じです。
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加工することで「穴をあけることになります。」
穴を開けたことで干渉していたエンドベルを逃がすことができます。
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これでモーターエンドベルの干渉が解決します。

☆「加工②反対側の加工 三角を削る」
加工の目的は、赤く塗った三角の部位は「ちょっと段差」になっています。その段差がターミナル側のモーターマウントと干渉します。
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その干渉を解消するためにその段差を平らに削るだけなので、簡単な加工です。
これでボディが載るなら、反対側の加工は完成です。
次はギヤカバー側の加工になるので、はずしていたギヤカバーを取り付けてください。

☆「加工③ギヤカバー側 リヤの加工 」
加工の目的は、後ろのギヤカバーが干渉するのでその解消です。
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加工する部位の裏側の写真です。
赤い部分を削ってください。
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削ると干渉しなくなります。
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☆「加工④ ギヤカバー側 後方部の壁加工」
加工の目的は、ギヤカバーの「後ろ」とボディが干渉するので、後ろの壁を削ります。
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既に切られているラインに合わせて削って排除していきます。
ボディ内側も排除してください。
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☆「加工⑤ ギアカバー側 ギヤカバー干渉部位の加工」
加工目的は、ギヤカバーの干渉部分を無くす事です。
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ギヤカバーを「紙一重で回避」していくために干渉する部分を排除していきまます。
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排除する部位の線のひきかたですが「目安になる目印」があります。
目安①やや大きめに穴あき加工している部位の「左隅の頂点」から真っ直ぐに引きます
目安② 小さめに穴あき加工している部位の「右隅の頂点」から真っ直ぐに引きます
目安③エアダクトの角から線を引きます。
この目安の線で囲った部分を排除していきます。
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ポイントは「紙一重で回避」するために「はじめに」小さめに排除して、ギヤカバーに合わせて様子見をみながら「ヤスリがけ」をします。
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これで完成です。

☆「S2化はしましたが、これからが大変です。」
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これでマックスブレイカーTRFのS2化の加工は終了です。
難易度はそこまで高くないです。
S2化自体は楽ですが、実はここからが大変です。

☆「ホイールを選ぶ」
加工した結果タイヤなしのS2シャーシには載りますが、タイヤ装備にすると「ホイールのトレッド幅」によってはボディとタイヤ(ホイール)が干渉します。
なのでトレッドの広いホイールにするか、干渉部分の調整をおこなってください。

☆「マックスブレイカー/シャドウブレイカーの問題点①」
今回マックスブレイカーTRFで加工をおこってなっていますが、マックスブレイカー/シャドウブレイカーも同様に加工してS2に載せる事がます。
しかしマックスブレイカー/シャドウブレイカーだけやらないといけないこともあります。
①フロント別パーツは諦めてください
残念ながらフロント別パーツははずさないと載りません。フロントパーツに拘る場合は調整が必要です。
②あったりなかったりする干渉部位。
TRFにはないが、マックスブレイカーにはある干渉部位とシャドウブレイカーにはある干渉部位があったりします。
それは加工するボディにあわせて各自で対応してください。

☆「マックスブレイカー/シャドウブレイカーの問題点②」
TRFと同様に加工すれば「タイヤがないS2シャーシ」に載せる事ができます。
しかし大径装備車TRFでも、タイヤと干渉するぐらいなので、小径タイヤ装備車でカウルの裾が長いマックスブレイカー/シャドウブレイカーは、十中八九タイヤとボディが干渉します。
これの調整が難しいです。

以上が注意点です。
☆「難易度は低いのでマックスブレイカーTRFを活かしてください。」
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加工の難易度ですがTRFの場合は目印もあるので30分で終わります。
2022年11月現在 X/XXシャーシのリリースが止まっています。
X/XXシャーシのボディは癖が強く、同じ片軸のVZ・ARシャーシでも載せにくかったりします。
そのためX/XXシャーシのボディが好きだけど、活かせされなくて悲しんでいる人は少なくないはず。
今回の加工をすればマックスブレイカーTRFボディはS2シャーシに載りますので、マックスブレイカーTRFを活かしてみてください。

☆「最後に」
方法を教えてくださったぴっぴ大佐ありがとうございました。

☆「リンク」
マックスブレイカーTRF
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